2日間の詳細をお伝えします。(長いです)
【初日夜】
帰宅し外階段を登ろうとした時、暗闇の中で猫?がババっと走り去りました。
敷地内に猫を見かける事がなかったので、珍しいなと思い、走り去った先を追いました。
この時期だし幼鳥だろうが、そっとしておこう。ケガしてなきゃいいけど…
数時間後の真夜中、心配になり見に行くと同じ場所に居ました。涙
どうしよう。。
長時間餌が食べられなくて弱ってるっぽいな。消化の良い食べ物が思いつかず、水に浸した食パンを置いてみました。長い菜箸で遠くから、口元にほれほれとやってみても食べる気配なし。人間が怖いんだろうな。
【2日目】
翌早朝、心配になり真っ先に確認すると幼鳥はまだ同じ位置にいました。涙
どうしよう。。パンも食べてない。
親らしい声がマンションの上から聞こえるから、親の助けを待つしかない。
買い物から帰宅すると、隣の家の花壇に幼鳥が移動してる・・・・雨降ってるし寒くて動けないんだろう。お湯をペットボトルに入れて幼鳥のそばにおきました。その許可を貰う為に隣の家の方に説明すると、親切に傘をさしてくれました。
数時間後、頼むからどっかへ立ち去っててくれー、と願いつつ玄関を出てみると、、、
まぁ、どうしましょ!!
うちのすぐ脇の階段踊り場まで登ってきていました。これは危険、階段は使えない
多分親が屋上にいるから近づこうと上がってきてしまったのでしょう。でも飛べずに、降りる事もできずに踊り場で行き止まりに。
親は頭上で警戒の声を出しており、住人にとっても危険な状態。
大家さんに相談すると、夜までに、雨と風避けの段ボールとお水を用意してくれました。私はチンした鶏肉を置きました。
「体力つけて、早くどこかへ行って欲しい」
夜になってもまだ幼鳥が階段におり、人間と幼鳥にとって良くない状態。
そこへ、経緯を何も知らない住人が帰宅し階段をドスドス上って来たらしく、幼鳥もびっくりして
ババッーとどこかへ飛んでいったそう(大家さんから聞きました)
え、君、飛べたんか~~~い!!?
【3日目朝】
昨晩、どこかへ飛び去ったと聞いたけど、まだ心配だったので、恐る恐る階段から地上を確認。
本当に居なくなってました♪ 良かった良かった、これで普通に階段使えると思った瞬間、
バッコ~~ン
ものすごい衝撃が頭に。びっくりして周囲を見るとトビが飛び去っていく後ろ姿でした。多分親鳥からの攻撃です。頭から出血しなかったけど、今までに味わった事のない衝撃でした。
親鳥が私を記憶してたのかもしれません。うちの子に近づく変な人間として。。
猛禽類を見守った2日間でした。
コメント
ハラハラしましたね。優しさを感じ取ったはずなのですが、鳶のけりを受けるなんて、一生に一度の体験でしょうね。それはないでしょう、という感じですね。私も、カラスの親鳥のけりを受けたことがあります。世話してあげたわけでなく、広報配りをしていた時、たまたま地面に落ちていた雛のそばを通っただけですが・・・。カラス好きの人たちに、羨ましがられましたが・・・(笑)
お~~、素晴らしいおとぎ話です。
マンション屋上の巣から落ちたんでしょうね。
可愛そうな幼鳥に、心を込めて対応してあげたんですよね。
大家さんも仮住まいまで作って対応してくれました。
幼鳥にどんなに心を込めて手を尽くしても、親鳥にしてみればわが子に襲い掛かる人間にしか見えませんからね。
幼鳥が飛んで逃げたからそれで良いと思うけど、親鳥にしてみればNAOちゃんは子供を手籠めにしようとしている人間にしきゃ見えないわけだから、復讐するために待ち伏せしていたんですね。ビックリ。
浦島太郎は、いじめられている亀を助けたお礼に、竜宮城に連れて行っておもてなしを受けました。
落ちた幼鳥を助けたお礼が、頭への攻撃でした。
おとぎ話と違って、現実は厳しいですね。
秋山 孝