「ヨシガモ」と言えば、オスの横顔ですよね。
輝く緑色に魅了されてしまいます。
過去に撮った写真ですが、この輝きですよね。
【写真101】
私だけかもしれませんが、この緑の輝きに目を奪われて他に目が行かなくなってしまいます。
でも、よく見ると上のくちばしの付け根には小さい丸型白斑があるんですよね。
知ってましたか。
これも過去に撮った写真ですが、見てください。
【写真102】
この丸型白斑がある事に気が付いたのは、今朝の今田遊水地散歩でした。
小雨が降る薄暗い中で撮った写真なので綺麗ではありません。
「アメリカヒドリ」を期待していましたが居ませんでした。
「ヨシガモ」はオスとメスが居ました。
オスをカメラで捕らえ、シャッターチャンスを待っていました。
エクリプス状態で顔は茶色と緑色に換羽が始まっています。
体も換羽中です。
ファインダー内を見ていて、あれっと思いました。
上のくちばしの付け根に丸い白い物があります。
写真に撮ってカメラの液晶で確認しました。
くちばしの付け根に、はっきりと丸型白斑が確認できます。
【写真103】
【写真104】
家に帰って調べてみると、「ヨシガモ」のオスには丸型白斑があるんですね。
始めて気が付きました。
ところが、今日撮った「ヨシガモ」オスの写真を見ていると、丸い白斑が無いものが居ました。
【写真105】
横顔なのでくちばしの付け根は見にくいですが、丸型白斑がある様には見えません。
私が想像するには、「ヨシガモ」のオスがエクリプス状態で日本にやってきたときは、丸型白斑はありません。
エクリプス状態から換羽が始まって、換羽が進んで行きます。
換羽が進んでいくと、だんだん丸型白斑が出来てくるんじゃないかな。
【写真103】の顔の換羽状況と【写真105】の顔の換羽状況を比べてみると、【写真103】の方が換羽状況が進んでいるように見えます。
【写真105】の顔の換羽状況の進み具合が遅いため、丸型白斑がまだ小さいのかもしれません。
皆さんはどう思いますか。
今日知った、新たな発見です。
秋山 孝
——コメント——
【一旦撤回します】
「ヨシガモ」のオスがエクリプス状態で日本にやってきたときは丸型白斑はありませんが、換羽が進むに従って白斑が現れると書いたことは、一旦撤回します。
理由は以下の通りです。
翌日10月16日の朝の川散歩で「ヨシガモ」のオスを確認しました。
こちらを向いているため、くちばしの付け根に丸型白斑が確認できます。
【写真201】
そのオスが、少し横を向きました。
背景が白い水面のため見にくいですが、丸型白斑が半円形で確認できます。
【写真202】
更に横を向きました。
ここまでくると、白斑は無いように見えます。
【写真203】
でも、よく見るとかすかに白斑が確認できます。
顔の部分を拡大しました。
かすかに確認できますね。
【写真204】
若干向こうを向いています。
ここまでくると、白斑は全く確認できません。
【写真205】
この「ヨシガモ」オスの一連の動きと白斑の見え方を考えると、横向きの写真では白斑があっても確認できないことがわかりました。
こんなことから、最初白斑が無くて換羽が進むと白斑が現れるとしたことは、いったん撤回することにしました。
本当はどうなんでしょうね。
秋山 孝
By:湘爺
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白斑のミステリー‥カモや野鳥の写真は横から写したのがほとんどですね‥よく気がつかれました。おっしゃっていただけなければ全然気がつきません。それにしても緑が鮮やか!
By:misakotn
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