11月の川名緑地から

小春日和というより陽射しの強い日も多かった11月、谷戸のスモモの木の棘で見つけたモズのはやにえ、頭しか残っていないバッタです。

先月に載せたノササゲの葉のコミスジ幼虫のその後です。しっかり育って30㎜ほどになりました。形容しがたい姿形、丸い腹脚が可愛いです(11/05)。幼虫越冬だとか。

新林公園でトックリバチの巣が目に入りました。蜘蛛の巣(何グモの巣でしょう?)に絡まった枯葉に作られた巣。キブシの旧い果実と来春の花芽が両方見えます。

蝶たちの越冬が見られる時季になりました。谷戸でのウラギンシジミはたいていつややかな緑の葉でじっとひとり眠っていることが多いです。

谷戸で高いところから垂れ下がっているテイカカズラを見ていたら、低い位置に、一見は果実に思える虫こぶがありました。テイカカズラミサキフクレフシ(テイカカズラミタマバエが寄生)です。テイカカズラの細長いV字型の1対の果実になるはずの先端部が合着して肥大したものだそうです。

この虫こぶは中谷戸のテイカカズラではいくつか見つかるものの、本物の果実のほうはうまく見つかりませんでした。下の写真は、8月の谷戸で咲いていた花と今月江の島で見たテイカカズラの果実です。この花から細長い果実ができる不思議!

この秋は、谷戸の皇帝ダリアがさほど倒れずに花を咲かせて虫たちを招いていました。ホソヒラタアブ、ホシホウジャク、チャバネセセリです。

さて、12月はどんな出会いがあるでしょうか。

——コメント——

nontaba さん‥毎月ありがとうございます。さすがにこの季節小さな生き物は少なくなりましたね!その中で見つけたコミスジの幼虫‥腹脚って言うんですか!ほんとかわいいです。トックリバチはこんなところに巣を作る‥けっこういい場所なんでしょうね!ウラギンシジミきれい‥アオキの赤い実とでいっそう美しいです。テイカカズラの実、初めて拝見しました、ネットでも見てみましたが花との比較でより不思議な感じがしました。マメみたいなのが入っているのかしら?皇帝ダリア最近減りましたけど、存在感ありますね〜背が高いのでムシまで見たことなかったです‥
By:misakotn

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misakotnさん、コメントありがとうございます。テイカカズラの果実は、以前、tomyさんが載せていらしたと思いますが、鞘のなかはマメならぬ種髪という、たぶん、よく目にしているフワフワと風にのって飛んでいく、ガガイモやコバノカモメヅルと同じたぐいですね。下は、江の島でちょっと失敬してきた袋果が裂けて開き出したところと去年、歩いているときに見つけた種子です。

By:nontaba

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nontaba さん‥ほんとガガイモみたいですね〜さやが細いからたくさんは入っていないでしょうけど‥早速ありがとうございました?
By:misakotn

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コメント

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