川名の谷戸のため池に2月はカワウのカップルの睦まじい姿が見られましたが、そのあとは樹上にアオサギが佇んでいることが多かったです。
新林公園の古民家周辺で、冬を越したムラサキシジミが元気に飛び、テングチョウは枯葉でお休み、新鮮なキタキチョウは吸密に余念がありません。
久しぶりに新林公園の山路を歩くと、花がほころんできたキブシの枝にジャコウアゲハの蛹を見つけました。お菊虫と言われる蛹は複数の糸の帯紐と端部の2か所でしっかり固定されていました。たくさんの襞があって、たった3cm足らずのこのなかに大きな翅が畳まれているなんてスゴイと思いました。
昨秋の台風で川名緑地も多くの倒木、枝折れがあり、なかでも山桜の被害は大きかったです。3月25日、谷戸のもとは田んぼだった湿地に根こそぎ倒れて幹が裂けた山桜が地に倒れ伏しながらも満開に咲いていました。
そんななか、ビロードツリアブが忙しく飛び回っていますが、突然、連なった2匹が目の前をよぎり、ヤブマメの枯れ蔓に静止しました。淡い褐色のと黒味の強いのと、どちらが雄でしょう。
谷戸や公園ではコロナウイルス感染拡大防止のため休校中の子どもたちの姿がいつになく多く見られます。一日も早く収束のめどがつきますよう、万人の願いです。
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