「アオサギ」が巣を作って卵を温めています。
ところが、4月17日の夜に凄まじい豪雨が降りました。
今田遊水地は、遊水地としての機能を十分に果たしました。
境川の増水した水が越流堤を超えて、ビオトープ部分に流れ込みました。
更に増水し、ビオトープ部分と公園部分の間の歩道(越流堤)も超えて公園部分に流れ込みました。
そのためビオトープ部分と公園部分と全て水没し大きな池となり、遊水地としての機能を十分に果たしました。
豪雨は夜だけで翌18日には止んで水が引き始めましたが、公園は水没して休園で入れません。
翌19日になっても水は引ききっていないため、公園は休園で締め切られていました。
20日になって、ようやく水が引き開園となりましたが中は泥だらけです。
境川遊水地のツイッターに今田遊水地の冠水状態の写真が載ってます。
以下のアドレスをクリックして見てください。
添付されている写真を見ると、冠水状態と水が引いた後の写真が載ってます。
https://twitter.com/SakaigawaYuchan/status/1384306899886112776
これだけの水位になったということは、「アオサギ」の巣よりも2~3メートル水位が上がったと言うことです。
そんなに水没してしまったら、流れがあるから巣と卵は流されてしまうような気がします。
ところが、水が引いて通常状態に戻った後に行ってみると、巣は豪雨の前と変わりないように見えます。
なぜなんだろうと考えました。
巣は葦原の端に作られています。
葦を柱代わりにして、枯れた葦を積んで作っています。
そこに豪雨で水位が上がると、枯れた葦はストロー状で軽く周りは葦で囲まれているので、巣はそのまま上に上がるんじゃないかと思います。
水位が下がるとそのまま下に降りる。
要するに、葦に囲まれた巣はエレベーターのように上下したんじゃないかな。
だから見た目、豪雨前と後で変わりないんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。
下に豪雨前と後の巣の写真を紹介します。
左の写真が豪雨前の16日の巣で、右が豪雨後の21日の巣です。
巣に後から付け足した葦は流されていますが、巣の基本部分はそのまま残っています。
写真をクリックすると大きい画像で見れますよ。
【写真101】
足元部分を拡大したのが下の写真です。
卵があるのが確認できます。
【写真102】
巣が水位とともに上下する様子を見たわけではありませんが、ほかに考えられません。
皆さんはどう思いますか。
秋山 孝
——コメント——
Twitterを見ました。
ものすごく水位が上がっていたのですね。職員さんも大変だったでしょうに。
調べてみましが、葦は根を底にしっかり張って成長するようですので、やはり葦は浮きませんね。(最初は葦と巣が一緒に浮いたのかとも考えたのですが)
そうすると、巣が浮いて、自然に元の場所に戻ったとしか考えられませんね。
そんな事あるのでしょうかね。
By:NAO
——
NAOさん、コメントありがとうございます。
ビオトープの真ん中にある葦原は、冬で葦が枯れても刈り取っていないようです。
今回の豪雨で水位が上昇したとき、枯れた葦が浮き上がりました。
新しく生えた元気な葦に枯れた葦が絡んでいるため、流れ出さず浮き上がるようです。
浮き上がった枯れた葦の上に「アオサギ」が佇んでいる写真を見せてもらいました。
こんなことから、枯れた葦をきちんとまとめられた巣は、そのままの状態で上下するだろうと考えました。
自然界は不思議ですね。
秋山 孝
By:湘爺
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