雨の多い10月でした。台風19号でもさらに樹木は痛手をこうむっていました。生きものたちはどうだったでしょう。
前谷戸のコナラに珍奇でアクロバティックなシャチホコガの幼虫がいました。まだ3cm足らずの小さい体、前肢を広げて精一杯威嚇してきました。(10/07 谷戸)
10月はいよいよウラナミシジミの登場です。午後4時近く、イノコヅチでお休みモードのウラナミシジミ。(10/07 谷戸)
10月半ば頃から、ふだんは注目しないキヅタが微かな芳香を放って地味な花を咲かせます。これを当てにしている虫たちもいて・・ホソヒラタアブやコバチの類。(10/20 谷戸)
本谷戸の草地や土手には今が盛りのセイタカアワダチソウやコセンダングサに次々とツマグロヒョウモン、キタテハ、アオスジアゲハ、ホシホウジャク、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、ベニシジミ、キチョウ、モンシロチョウなどが訪れています。(10/20 谷戸)
あら、ヒメアカタテハも、と思った瞬間に目に入ったのは、三角頭のオオカマキリ。ヒメアカタテハをがっちり掴んで食餌中でした。セイタカアワダチソウの緑の葉に緑色の体を紛らわして狙っていたのでしょう。(10/20 谷戸)
夏から秋にかけて谷戸や新林公園でたくさんのサトキマダラヒカゲが見られました。幼虫もどこかで見られるかなと期待がありました。すると、刈り込んだアヅマネザサの葉上にお洒落な柄の幼虫が!キティちゃんみたいと言われる顔はなかなか上げてくれません。(10/20 谷戸)
新林公園にはケンポナシの大木が多くあります。「・・ナシ」の由来は、果柄部というところが太くふくらんで、ここがナシのように甘い味がするとか。たくさん落ちていました。(10/27 新林公園)
10月30日、谷戸のハス田に大きなスズメバチの巣が浸かっているのに気付きました。落ちてから時間が経っているようですが、10月7日投稿の「オオスズメバチの死」のすぐ近くです。オオスズメバチの複数死はこの巣の落下とつながりがありそうです。
10月も末の川名緑地はセイタカアワダチソウも茶色くなって、あれほど賑わっていた蝶の姿が少なくなったあと、いつものルリタテハが揚々としていました。そして、オオアオイトトンボ、モノサシトンボ、ウスバキトンボ、ナツアカネなどが見られた秋の川名緑地でした。
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