8月に入ると同時にようやく梅雨が明け、それからは青息吐息で過ごす猛暑の日々です。谷戸はもとより、新林公園もわずかな人影でした。今夏は蝉しぐれをあまり聞かなかったような気がします。今月も終わりの今さらですが、8月のはじめに谷戸で羽化したばかりのニイニイゼミです。
谷戸の半湿地のヤマノイモの葉の折れているのが目に入り、隙間からそっとのぞくと、ダイミョウセセリ幼虫が見えました。(8月2日)
1週間後、近くのヤマノイモの葉がこんどは2枚重なってくっついています。そうっと開いてみると、むっちり丸々とした綺麗な模様の蛹が。ダイミョウセセリの蛹(と、後で調べて確認)でした。
エノキの葉にイラガ幼虫の特徴的な形を見つけました。調べると、キマダラテングイラガ幼虫でした。そこで、7月に道路の枯葉の上にいたアオイラガ幼虫、去年の夏のヒメクロイラガ幼虫を思い出して、まとめてみました。私は虫を触ったり、いじったりできなくて、見るだけなので、この毒毛虫に刺されたことはないですが、要注意!激痛がするそうです。
中谷戸の藪で、タンザワフキバッタ(と思います)2匹が美しい相似のフォルムを描いていました。粛々とした営みの時間でした。
谷戸の道路の泥だまりにモンキアゲハがやって来てしばらく吸水をくり返していました。白い紋が見えるタイミングをみているあいだにしきりと小水を放っているのが目に入りました。吸水・排出をくり返して体温調節をしているのかな。酷暑のなか、翅をすり切らしたモンキアゲハさん、お疲れさまです。
そして、炎天下の新林公園、古民家の木陰の隅で何匹か2㎝位の小さいアマガエル(目の前後に黒い線がある)の子らが元気でした。
一方、谷戸の葉陰には15㎜ほどのシュレーゲルアオガエルの子どもが。
8月下旬の新林のフェンスに開帳30㎜弱の銀ラメ、レース調のお洒落な蛾がいました。調べてみると、ウススジオオシロヒメシャクのようです。
谷戸ではキマダラセセリ。
ため池手前の土手にツリガネニンジンが咲き出しました。
——コメント——
暑い季節虫たちはこういうところに隠れているのですね‥ダイミョウセセリの蛹美しいです。昔熟したナツメの実を取ろうとしてずいぶんイラガには刺されました。とても痛いです。すぐにムヒを塗りました。レースの蛾は以前教えていただいたフタツメオオシロヒメシャクとそっくりですね!ツリガネニンジンは涼しそう!
By:misakotn
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そうなんです。misakotnさんのオオシロヒメシャクを思い出して、同じ種かなあと思いました。あのときは蛾のサイズがわからなかったので、もしかしたらこれと同種だったかもしれませんね。フタツメ・・のほうはもっと小さいようですが、どうでしょう?
By:nontaba
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これがあの時の写真ですが、大きさについて何の記憶もない(?)‥ただ葉の大きさと比べると、それほど小さくはないようですね。
By:misakotn
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同じくらいの大きさですね。調べすぎてかえって分からなくなっちゃいました。本記事の蛾もフタツメオオシロヒメシャクと訂正したほうが良さそうです。美しいものに出会えて嬉しかったですが、お名前は?となると難しいものですね。
By:nontaba
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蛾の種類は多そうですね〜私なんて図鑑で調べようとしてもほとんど手持ちのものには載っていなくて、nontaba さんたちの知識が頼りです‥
冒頭で川名の辺りはセミが少ないと書かれていましたが、大庭では多いように感じています。(昨年まであまり歩いていなかったので比較はできませんけれど)
By:misakotn
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