ある朝のカワセミ幼鳥たち

もう親から給餌をされないカワセミの幼鳥たちが今の時期、川面をじっと見つめている。
地元の川では兄弟姉妹と思われる4羽のカワセミが、川をはさんで2羽ずつ護岸に止まっていた。
時には飛び込んだり、1羽になったり3羽になったり絶えず変化している。
近くでカワセミ兄弟が3羽並んだ。真ん中の子が小っちゃいエビみたいなのを捕って戻ったが、両隣の子は無関心だ。少し経って手前の子がこんどは大きめの獲物を捕り、2羽の後ろにやってきた。先ほど小っちゃいのを食べた子が、後ろを向いて気にしている。だが奥の子は全く振り返ることもなく無関心だ。どうやら濡れていない所で食べようとしたのだろうか。真ん中の子は向きを変えてのぞいている。何だか羨ましそうだ。奥の子は上流に飛んで行ってしまった。
お腹が空いても誰も助けてくれない。自分の力で獲物を捕らなければ生きて行けない厳しい現実。この子たちにとって最初の試練だろうか。ここで仲良く餌を捕れるのもあとわずかだ。それまでに狩りの腕をみんなで切磋琢磨して磨き、逞しく生き抜いてほしいと願っている。

カワセミ幼鳥

2羽の幼鳥

対岸にも2羽の幼鳥

3羽が並んだ

真ん中の子が飛び込み、何か小さなものを捕らえた

すぐ飲み込んでまた水面を見ている

こんどは手前の子が少し大きな何かを捕った

2羽の後ろにやってきた

真ん中の子がにじり寄ってきた

あきらめて前に向き直した 奥の子は素知らぬ顔だ

奥の子が上流に飛び、もう1羽の幼鳥の手前に止まった

食べ終わった子が、奥にまた並んだ

お腹がいっぱいになったのか、空を見上げている 

朝のひとこまですが、毎日繰り返している兄弟たちの日常だと思います。どんどん狩りも上達してやがてみんな離れて行くのでしょうが、今は肩寄せ合って微笑ましいですね。

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