先週大磯へ行く機会があり、予定が済んだあと午後遅めも海岸へ足を延ばしました。
8月以来ですが、あんなに賑わっていた浜辺は誰一人いなくて、静まり返っていました。その後犬の散歩の人が来ましたが、カメラマンはいません。なのでアオバトやミサゴ、ハヤブサが登場しても静かにレンズを向けました。ところが最初に現れたミサゴは、海面から棒切れを掴んで飛んで行きました。拡大すると魚が一緒に写っていました。いったいどうして?と思っても誰も聞ける人はいません。
その後、アオバトの小さな群れがやって来ました。嬉しいなと思った途端、すぐに引き返して行きました。いくら何でも速すぎだよと文句言う訳にもいきませんが、驚いたことにアオバトが去ったあとハヤブサがいるではないですか。それも海面にタッチアンドゴーみたいに、何回も何回も上昇と降下を繰り返しています。そして最後に藻の塊のようなものを掴んで飛び去りました。拡大するとどうもアオバトのよう。群れの1羽が犠牲になったようです。襲われた瞬間は全く気づきませんでした。この間わずか3分、すごいドラマでした。最後は隠れていた富士山も姿を現し、真っ赤に染まった夕陽に圧倒されながら帰路につきました。
詳しい方にミサゴとハヤブサの写真を見て頂きました。ミサゴは「浮かんでいるゴミに隠れるように泳いでいた魚を捕らえたときに、棒も一緒につかんでしまった可能性が考えられる」
ハヤブサは「ハトを狩るときに殴るような攻撃をすることがあり、それで落ちたハトを水面から引き上げたのでしょう」と解説して頂きました。疑問がかなり解消され嬉しい限りですが、アオバトもミサゴも、ハヤブサも必死になって一生懸命生きているのだなと改めて感服しました。
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