7/16地元にコウノトリがやってきた

大庭の田園地帯に、国の特別天然記念物のコウノトリが1羽飛来。今朝、動物園以外で初めてその姿を見ることができました。両足に黒い足環が装着され、番号から茨城県神栖市で今年3月に孵化が確認された、3羽のうちの1羽のようです。なのでまだ0歳の若い鳥ですね。
コウノトリは生涯同じパートナーとペアを組み、巣作りも子育ても一緒にするそうで、神栖市では3年連続でヒナが誕生していることを知りました。この鳥さんは親元を離れ、単独でいろいろなことを体験しながら当地に立ち寄ってくれたのですね。雨の降る中、一生懸命採餌していました。
かっては日本各地で見られたというコウノトリ。乱獲や環境の悪化などで国内の野生のコウノトリは1971年に絶滅しました。その後1980年代後半に国内で人工繁殖に成功し、2005年に兵庫県コウノトリの郷公園が野外への放鳥を始め、コウノトリの野生復帰が実現し今日に至っています。多くの関係者の皆様の地道な努力と協力によって、その姿を身近に目にすることができました。

コウノトリ

田んぼの中をゆっくり歩いていました

採餌 何を食べているのかよくわかりませんでしたが、バッタかな

時々じっと立ち止まります

頭をよく動かします

後ろ姿 足環がよく見えます

目の周りと嘴の裏が赤いですね

忙しなく草の中をつついています

雨の中、全く気にする素振りもなく動いていましたが、こちらが先に失礼させていただきました(^-^)

コメント

  1. 湘爺 より:

    お~~「コウノトリ」が大庭遊水地に来ましたか。
    茨城県神栖市で自然繁殖したまだ0歳の若い鳥なんですね。

    随分前になりますが、2014年10月に境川遊水地に「コウノトリ」が現れました。
    ここに現れたのは、兵庫県コウノトリの郷公園から放鳥されたものでした。

  2. tomiko より:

    湘爺さん、コウノトリの写真をありがとうございます。兵庫県から飛んで来てくれたのが、今関東での繁殖に繋がっているのですね。足環を付ける作業はとても大変だと思いますが、それによって識別できるのは素晴らしいですね。今回、いろいろ知ることができました。
    これからも藤沢にコウノトリが当たり前のように、立ち寄ってほしいと思います。

  3. forest より:

    雨の中のコウノトリ素晴らしいです、こんなに近くで観察できるものなんですね。
    各地で皆さんが見た足輪の番号をもとに移動経路などをマッピングするものなのでしょうか。
    色々な楽しみ方がありますね。

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