ツバメの巣観察 一一その2一一

前回は昨年使用した巣に、ツバメが戻ってきたことを報告しましたが、今日は抱卵が始まったのが確認できたと思います。正式に確認するには巣の中を覗く必要がありますが、それは避けてツバメの行動でわかる範囲内にとどめました。
4月15日に近くにツバメを見てから、21日にはペアを確認し、巣の補修をしているところから抱卵も近いと考えていましたが、常時巣にいるのは本日5月2日確認できました。
4月29日も午前中は巣の中にツバメが居り、抱卵が始まったかと思ったのですが、午後は巣は留守でした。近くの電線にペアは見かけましたが、1時間以上待っても巣に戻りませんでした。
卵は1日1個産み、最後に産み終ってから抱卵が始まるそうですが、まだ途中だったようです。今日は午前も午後も抱卵しており、巣から飛び立っても5分以内に戻っていました。


10)4月23日夕方。メスが電線の離れたところに止まっています。

11)「おーい そんなところにいないで側においでよー」

12)「しょうがないわねえ、すぐ呼ぶんだから」

13)左がオス、右がメス。メスがオスの近くに飛んできましたが今は新婚さんですね。

14)4月29日午前10時。メスが巣の中にいました。もしかして抱卵?

15)午前中巣の中にいたので、抱卵が始まったかもと午後も見に行きました。巣は留守で近くの電線にメスが止まっていました。オスは見かけませんでした。

16)メスが飛び立って7分後、オスが戻ってきて電線に止まりました。しきりに鳴いてメスを呼んだようですが、居ないのがわかったのかどこかへ飛んで行きました。

17)抱卵中は1時間以上、巣を離れることはないとされていますが、午後は長い時間空にしていました。ですので今日はまだ抱卵に入っていないのではと思いました。卵は数個産み付けられていると確信しています。

18)5月1日朝。巣の中にいました。この日は外出しましたので、日中観察できませんでしたが、夜も巣の中にいました。

19)今日5月2日10時。しっかり卵を温めているようです。巣から出ても5分以内に戻ってきました。

20)午後も確認に行きましたが、近くの電線にはオスが見張り?をしています。

21)めすが抱卵をしています。このままいきますと孵化するまで2週間、ヒナの目が開くまで1週間。その時点で温めるのを止めるそうです。その後は給餌を共同で行いますが、それまではこのままの状態が続きますので、観察ものんびりになります。
先日読んだ「ツバメの謎」に抱卵について書かれていたことを見落としていました。
「始めは1日のうち、わずかな時間しか温めないが、日が経つにつれて巣にいて卵を抱いて温める時間が長くなっていく」とありました。ということは4月29日には抱卵開始と考えてよさそうです。
小さなヒナが巣から顔をのぞかすのは5月19日ごろでしょうか。当たるかどうか、楽しみにしたいと思います。次回はヒナが誕生した報告ができたら嬉しいです。

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