5月の川名緑地から

今月はキラッと光る小さなものたちを主にお伝えします。
連休の新林公園はコロナ自粛の多くの家族連れでにぎわっていました。古民家裏の薪置場にドロバチとかコツチバチの仲間らしいハチがうろついているところへ1㎝に満たない青く輝く蜂が飛んできました。狩バチの巣をねらうセイボウ(青蜂)一種のようです。動き回ってひとときも止まらないのでほんの証拠だけのものですが。(5/4)

昨年も5月に谷戸のミズキの葉で見ていたキアシキンシギアブ(1㎝位)。今年は木陰のヨメナの葉にいくつも止まっていました。18金のブローチみたいです。(5/10)

5月10日の谷戸、満開のマユミの花にキバラカメムシやヒゲコメツキやアリグモなどが集まっていたなかで光っていたのがキンバエの一種。ふつう、腐りものにたかっている印象のキンバエが口吻を長く伸ばして花蜜を舐めていたのでした。

同じ日の中谷戸でこんどは渋いゴールドイエローのホソフタオビヒゲナガを見つけました。

そして14日、谷戸の奥のクサギ幼木の葉で輝く虫の真打ち登場です。おとなのアカスジキンカメムシ。初めて新林公園で見たとき以来9年ぶりの出会いでした。


さて、この時季に輝いて芳香を放ってほしい栗の花ですが、今年2月に幹を残してほとんどの枝が伐られた新林公園のミニミニ栗林、ようやく枝葉が出てきたものの花はほんのわずか、虫を呼ぶこともなさそうです。やっと咲いた栗の花の向こうは隣の小学校のグランドで少年サッカーの試合中でした。

終わりに、輝くまであと一歩の谷戸のオニシバリの実と、これからしばらくは緑地でもっとも多く見られる蝶、地味に輝きを秘めるイチモンジセセリとヒメジャノメです。


——コメント——

青い蜂の美しさは感動的ですね〜。昨年私も死骸だったのですが見つけた時の感動はわすれられません。でも同じ色でもハエだとどうしてきれいと思えないんだろう!やっぱりイメージでしょうか!アカスジキンカメムシは金色の冠が本当に似合いそう‼️
By:misakotn

——
セイボウは以前は舞岡公園で撮り逃し、今回もやっぱりうまく撮れませんでしたが、見ることができて良かったです。キンバエのほうは、まず自分の偏見を除かなきゃと思いつつ。
By:nontaba

——

コメント

タイトルとURLをコピーしました