今日は朝から暑かったですね。
上空を鳥の群れが飛んでいました。
体形から「カワウ」と分ります。
飛んでいる方向から、引地川から境川に移動しようとしているようです。
【写真101】
「キジ」の鳴き声とほろうちの音が聞こえてきました。
居ましたが、かなり遠く、しかも逆光です。
【写真102】
近づきながら順光方向になるように移動しました。
でも、水が張っていないとは言え水田地帯です。
移動が思うようにできません。
「キジ」にも気づかれ、逆方向に移動してしまいます。
それでもじわりじわりと移動し何とか撮れた一枚です。
【写真103】
もうちょっと位置を変えて順光でと思いましたが、ダメでした。
どんどん逃げてしまいます。
【写真104】
だいぶ離れたところで、「キジ」は一瞬横を向いて私の位置を確認しました。
その瞬間を私は逃しませんでした。
シャッターを押して、遠いながらも横顔が撮れました。
撮った写真を確認してみると、ピントは甘いながらもラッキーなことに「瞬膜」が写っていました。
「瞬膜」については、今まで何度か触れたことがありますが、改めて紹介します。
人間の目は眼球があって、その上にまぶたがあります。
まぶたは上から下に降りて閉じ、下から上に移動して開けます。
この上下運動で眼球に潤いを与えます。
ところが、鳥はちょっと違います。
鳥の目は眼球とまぶたの間に、もう一枚「瞬膜」と言う膜があります。
この膜は目頭から目じりに横に移動して閉まり、目じりから目頭に横に動いて開きます。
この横移動で眼球に潤いを与えます。
そして瞬膜の色は鳥の種類によって異なります。
ちなみに「キジ」の瞬膜は半透明です。
今撮った「瞬膜」の写真を紹介します。
下の左側の写真は「瞬膜」が開いている普通の状態で、黄色い丸い目が確認できます。
真ん中の写真は「瞬膜」が目頭から閉じ始め、眼球の 2/3 ほど閉じた状態です。
右側の写真は「瞬膜」を完全に閉じた状態です。
「キジ」の「瞬膜」は半透明なので、左の写真と右の写真と見比べれば良くわかると思います。
【写真105】
写真を3枚並べて小さくわかりづらいと思うので、真ん中の写真だけ取り出して紹介します。
これを見ると「瞬膜」が閉じている途中の状況が良くわかると思います。
【写真106】
久しぶりに「瞬膜」に出会ったので、近いうちに様々な鳥の「瞬膜」を紹介しようかな。
おっ、上空で「ヒバリ」のさえずりが聞こえます。
最近「ヒバリ」のさえずりに出くわし写真を撮りますが、いつも曇り空です。
だからシルエットの「ヒバリ」の写真ばかりです。
幸い今日は青空に太陽が輝いています。
よ~しと思ってカメラを向けますが、高い高いはるか上空です。
何で青空の時は高いんだよ~、なかなか思い通りにはなりませんね。
でも、撮るしきゃありません。
シルエットではありませんが、高すぎてこんな写真です。
【写真107】
でも、今日は「瞬膜」が撮れたから良しとするか。
秋山 孝
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