8月の川名緑地から

8月4日、暦上は立秋間近、されど猛夏の谷戸の空にハゼノキの果実が映えます。きれいな緑色の蜘蛛のサツマノミダマシの和名の由来のサツマノミとはハゼの実のことだそうですが、果実の色はもう鮮やかな緑色から褐色味が増しました。

谷戸の斜面に生い茂る蔓や草の間に赤いモノが見えました。
近づいて見れば、なんと!ゲジゲジ。長いムカデが長い幼虫をたくさんの肢を全部使ってがっちりと捕捉し喰いついていました。幼虫は何かしら?

谷戸の道端のドクダミ群生をツマグロヒョウモン♀がしきりにこだわっていました。どうしてかな?・・思い当たりました!今の時季はドクダミに隠れていますが、ここは春にスミレがたくさん美しく咲く場所でした。

8月も半ばを過ぎてようやく、新林のミネベア敷地フェンスのオオバウマノスズクサにジャコウアゲハの幼虫がたくさん現れました。

新林公園の端のスペアミントの葉に1㎝足らずのハムシがいました。調べると、これが悪名高いサンゴジュハムシなのでした。自宅裏のサンゴジュの生垣が毎年これにやられてボロボロの惨状を呈します。名前はよく知っていたのに、その幼虫も成虫も見たことがなかった、当の犯人でした。なるほど、なかなかの面構えです。

新林公園の山路ではノシランが花盛りでした。花期が真夏なので愛でられることが少ないかもしれません。冬に実る青藍色の実(種子)は宝石のラピスラズリのように美しいのです。(画像内左下は2020/02/15に撮ったもの)

新林公園の山路でもう一種。休憩広場近くに大きなアオギリがあって、この時季、袋果が裂けて舟の形になって縁に種子が8個位ついたユニークな分果がたくさん下がっています。ボートみたいに水に浮かべて遊んだ子供の頃の思い出がつまった樹です。
公園の草地に、この夏を凌いできたウラギンシジミ♂がいました。お疲れさま!

そして、谷戸の8月のトリをつとめてくれたのは湿地で大きな眼を瞠っていたオスグロトモエです。夏の間も休みなく出ずっぱりだったヒメウラナミジャノメとツーショットで。ではまた

 

 

 

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コメント

  1. アロポン アロポン より:

    nontaさま
    いつも、川名谷戸の面白い昆虫などの生態を見させて下さりありがとうございます!
    ゲジゲジのとらえている虫、ミミズのようにも見えますね。地面から草の茎の上にまで運んだのでしょうか?凄いですね!!

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    • nontaba より:

      アロポンさん、コメントありがとうございます。たしかにミミズの可能性が大ですね。ここは斜面の草藪なので、土がすぐ下にあります。ただ、幼虫の頭部が?ミミズってこうなっているの?

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  2. アロポン アロポン より:

    nontaさま
    返信ありがとうございます。ミミズか、幼虫か、どちらでしょう?ミミズの断面のようにも見えなくはないですね。どちらにしても、すごいハンターですね。

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  3. misako より:

    nontaba さん‥山路歩いてらっしゃる、良かった!空の青さが深いですね!今日は暑かったけど爽やかです。スミレに産卵ですか?知らなかったです。ジャコウアゲハの幼虫は、教えていただいて大庭では1ヶ月以上前に観察しました。ノシランの実、アオギリの実、サンゴジュハムシ初見です。オスグロトモエ大きいですね、そして綺麗!ありがとうございました😊楽しみました。

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    • nontaba より:

      misakoさん、いつも丁寧なコメントをいただいて嬉しいです。新林の山路は久しぶりに山のストックをつきつき慎重に歩きました。ジャコウアゲハの幼虫は春から秋遅くまで何回か出現するのですが、肝心のウマノスズクサが刈られてしまって残念なことが多いですね。

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