今田遊水地 ( ヒシは絶滅の危機? )

「ヒシ」は日本の在来種で、神奈川県では絶滅に瀕しているそうです。
絶滅危惧1B類に選定されているようです。
(補足:ちょっと気になったので調べてみました。
神奈川県レッドリスト2020 植物編 を見てみると
「ヒシ」は絶滅危惧種Ⅱ類 になってました)
「ヒシ」は一年草で、種が水底に落ちて「ヒシ」そのものは枯れてしまいます。
翌年春に水底の種が発芽し、成長して茎を伸ばして水面に葉を広げます。
下の写真は今田遊水地の「ヒシ」の種です。
三角形で、角は鋭くとがってます。
葉の形で「ヒシ」と呼ばれるようになったという説もあるようです。

【写真101】

今田遊水地にも「ヒシ」が生えてました。
夏には遊水地のかなりの部分が「ヒシ」に覆われます。

【写真102】

【写真103】

【写真104】

「ヒシ」のじゅうたんの上に巣材を集めて「カイツブリ」が卵を産みます。

【写真105】

【写真106】

【写真107】

また、「ヒシ」のじゅうたんの上で「ウシガエル」が、じゃれ合ってました。

【写真108】

【写真109】

川に水を流す水門部分は、大量の「ヒシ」により詰まってしまう可能性があります。
そのため手頃な時期に、数名の職員が胸まであるゴム長靴を履いて遊水地に入り、
水門付近の「ヒシ」の除去作業を行います。
大変な重労働だと思いますが、見ている私にとっては風物詩でした。
今年は、その「ヒシ」が水際にかすかにあるものの、遊水地の水面には全くありません。
どうしたんでしょうね。

【写真110】

水質の悪化によるものかもしれません。
「アオコ」が随分発生しているようで、それによるような気がします。
でも、それだけの理由でもないような気もします。
ここの遊水地には「カムルチー」が住み着いています。
夏になると水際に良くあらわれて、写真を撮らせてもらってました。
でも、今年は「アオコ」が多くて、水の中が全く見えません。
その為、今季はまだ写真を撮れていません。
来年、いくらか水質が改善していると良いのですがね。
また「ヒシ」が見たいです。

湘爺

 

コメント

  1. 湘爺 より:

    ヒシの絶滅危惧を調べてみました。
    本文中に追記しました。
    (補足:ちょっと気になったので調べてみました。
    神奈川県レッドリスト2020 植物編 を見てみると
    「ヒシ」は絶滅危惧種Ⅱ類 になってました)

タイトルとURLをコピーしました