大庭 シメ、長久保公園 ヤブサメ?ほか

遊水地の木道で、この秋初めてシメの姿を見ました。
1羽は遠くの枝の中。すぐに稲荷の林の方へ飛びました。
もう1羽は木道のすぐ脇でしたが、細かい枝の重なりの中。
どちらも良い所には居ませんでしたが、
季節の初見の時は見られただけで嬉しくなります。
木道周辺では少し前からアオジの声がしていますが、
こちらは一瞬チラッと見えるものの、まだ撮らせてもらえずにいます。


田んぼでは、最近よくホオアカが見られます。
今日も、藁ぼっちが積まれた一画で、チョコチョコ動いていました。
このままここで越冬してくれるのか?


アオジがしっかり見たいなあ、と午後は長久保公園へ行ってみました。
ここでも声は聞こえるのですが、隠れていて出て来てくれません。
ウロウロしていると、僅かに実の残ったサンシュユの枝で、
ヒヨドリが赤い実を啄んでいました。 嬉しそうな顔です。

そろそろ帰ろうと思っていると、池の周囲のちょっと暗い枝に、
小さな鳥が上がって来ました。
ウグイスかな、と思いながら確認すると、
尾羽が極端に短いので、ビックリ。あわててカメラを向けました。
ヤブサメ?
繁殖期には、シシシシシシシ、と独特の声が藪の中から聞こえてきます。
声だけは市内でもずいぶん聞いていますが、
間近から聞こえてきても、姿は1度も見たことがありません。
渡りの途中の立ち寄り?
すぐにまた隠れて、しばらく探しても見つかりませんでしたが、
ヤブサメなら、記念すべき初見です。

一昨日、植物の活動で出かけた用田で、
サラシナショウマが見事に咲いていました。
市内で確認できているのはここだけ。
この時期楽しみにしている花です。
刈られてしまわないように、囲みをしています。


リュウノウギクもきれいに咲いていました。
これも市内で見られる場所が少ししかない、在来の野菊。
毎年、サラシナショウマとセットで確認に行きます。

——コメント——

鳴き声とこの尾の短さからするとヤブサメでしょう。
By:kazunaritt

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有難うございます。
もう11月なので、この日は声は聞いていないのですが、
この尾羽の短い姿は、ヤブサメでいいのかな、と思います。
声は今年も、夏に新林公園で聞きました。
鳥を見るようになってずいぶんになりますが、
ずっと声だけだったヤブサメが、こんな身近な場所で見られるなんて、
嬉しい限りです。
By:tomy

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すみません。コメントを書いた後、ちょっと気になって色々調べてみました。コヨシキリはこの時期さえずることがあるのですがブサメ、にはさえずるという記述が見つかりませんでした。地鳴きは「チュッ」だそうです。褐色味が足りないような気がしたので改めて調べてみました。まず次列風切りから突出している初列の長さですが、ヤブサメはあまり出ないと言うことです。この写真を見ると三列風切りの長さが次列の長さになると思うので、、次列の3/4に近い長さの突出が確認出来ます。それから大雨覆いの白斑が気になったのですが、成鳥にはありませんが、幼羽に白斑が現れるかと思いましたが、その記述もありませんでした。後ろから写しているので尾が短く見えるのではないかと思います。初列の突出、白斑初列の突出、白斑と下嘴の先に褐色斑があることからメボソムシクイではないかと思います。喜ばせてすみません。
By:kazunaritt

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丁寧に確認して下さって、有難うございます。
ヤブサメに違いないと思ったのですが・・・。(>_<)
風切り羽の長さの比較、という細かいことは、私の持っている図鑑のどれにも書かれていないので、
考えもしませんでした。
平凡社の日本の野鳥590には、雨覆いの先が白っぽい幼鳥の写真が載っていましたが、
感じが違いました。
山渓の図鑑に、初列風切の羽先は黒っぽい、っと書いてありましたが、
メボソムシクイもちょっと黒っぽいようなので、同じかな。
実はこれが上がってくる前に、ウグイスの地鳴きのような声がしたので、
最初はウグイスが来た、と思いました。
野鳥の会のフイールドガイドには、晩夏にはチャッ、チャッ、とウグイスに似た声で鳴く、
と書いてあり、地鳴きは似ているようです。
メボソムシクイは地鳴きが全然違うので、メボソムシクイかも、とは全く思いませんでした。
ウグイスはふつうに居ますので、鳴いたのと、上がってきたのは別物だった、
ということは、いくらでもありますね。
有難うございました。
By:tomy

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コメント

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