9月の川名緑地

まだ暑さの残るなか、蝶たちが飛び回り始めました。サトキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ、ヒメジャノメが健在。イチモンジセセリ、ウラナミシジミ、ヤマトシジミも増えました。アゲハ類も活発です。トンボも木陰の暗いところにオオアオイトトンボがあちこちに。8cm位の大きなヤンマ(ミルンヤンマ?)がため池脇の笹にぶら下がっていました。(09/12 川名谷戸)

そんななかで特に目についたのがイモムシ、ケムシたち。まずは新林公園の小さい栗林で。イノコズチの葉を齧っていた、タテハチョウの幼虫に似た、突起に棘のある20mm位の毛虫。用心して写真を撮りました。それが正解。調べて、ヒメクロイラガ幼虫と判明。触れると激痛がするとか。(09/01 新林公園)

谷戸のカラスザンショウを見上げると、高いところに見えたのが6cm位の大きなシンジュサン幼虫。隣りのシロダモにもいました。成虫を期待しますが、その後、台風15号でこれらの木も痛んでいました。(09/05 川名谷戸)

次に、ノササゲの葉に18mm位の初めて見る幼虫、なんと、コミスジでした。脱皮直後のようですが、ユニークな可愛いミニチュア怪獣みたい。(09/05 川名谷戸)


もとは畑だった空地はセイタカアワダチソウが繁茂してきました。白いものが見えたので近くに寄ると、シロヒトリでした。飛んで逃げるどころか、威嚇するらしく、翅を大きく広げて赤いお腹を見せました。(09/05 川名谷戸)


台風15号の後、新林公園の散策路は閉鎖されていました。栗林の、かろうじて残っていた栗の葉に3cm位の見覚えある幼虫、オオミズアオです。(09/14 新林公園)


同じ公園内でキツネノマゴの花蜜を吸う8mm位の小さい美しいハエがいました。ミドリバエ(クロバエ科)というらしく、普通のハエの感じとは違います。(09/01,09/14 新林公園)


ほかにも、クロコノマチョウ(ヨシの茎と葉)、コチャバネセセリ(笹の葉)、アカタテハ(カラムシ葉)など、いろいろな幼虫に出会いましたが、なんといっても、次のカマキリたちはインパクトがありました。(09/26 川名谷戸)


この3匹の関係はどうなっているのでしょう?
緑地でどんな生きものが生き残っていくかしら?

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