(2/13) 今田遊水地( ハシビロガモの採餌 )

今田遊水地の常連さんに「オカヨシガモ」「ハシビロガモ」が居ます。
「オカヨシガモ」です。

【写真101】
見ていると、頭を水の中に突っ込んで逆立ちします。

【写真102】
逆立ちになって水中の水草を食べています。
これを「逆立ち採餌」と言います。
「オオバン」もそうですね。
ほかのカモ類も逆立ちをしないまでも、頭を水の中につっこんで水草を食べています。
でも、「ハシビロガモ」はそんなことをしません。
くちばしを水の中に入れて前に進みます。

【写真103】
そしてくちばしを上げてくちばしの中の水を吐き出してプランクトンなどをこし取って食べます。

【写真104】
顔の部分を拡大した写真をご覧になってください。

【写真105】
上のくちばしと下のくちばしの間に見える縦の白い筋が、「くし歯突起」で「板歯」と呼ばれます。
「ハシビロガモ」は水面にくちばしをつけて水ごと食べ物を吸い込みます。
これを「水面採餌」と言います。
水と一緒に吸い込んだプランクトンを、くし歯突起(板歯)で濾過して食べているのです。
全てのカモのくちばしの内側縁には板歯があるそうですが、とりわけ「ハシビロガモ」はその密度が高いようです。
秋山 孝

コメント

タイトルとURLをコピーしました