3月の川名緑地から

2月の「川名緑地から」に載せた谷戸の横穴墓脇のカシノナガキクイムシ被害木伐除のその後です。

神奈川県森林協会」発行ドキュメントの「ナラ枯れ対策Q&A」、ナラ枯れの防除や被害蔓延防止のために「被害木の伐倒後の根株でカシナガの脱出を阻止するためにビニールや粘着シートを巻く方法」がのっています。まさにその方法が施されたようです。

3月5日の啓蟄後、さぞかしと楽しみに訪れた川名緑地ですが、出会いの少ない上旬でした。そんななかで小さな3ミリほどのクモ(ヒメグモの仲間?)の食事光景を目にしました。ずっと大きいアブらしき獲物を素早く巧みにゲットしてすぐ吸汁しているようです。虫捕食強者のアブもあえなく・・



もうひとつ、3月19日の谷戸の蜘蛛のお食事です。ツバキの花芯で優雅にお待ちのハナグモさま。

やっとルリタテハの登場です。以前は畑地だった空き地のブロックにいつもこの時季にルリタテハが1頭陣取ります。また会えたね、とは言っても、同じ個体のはずないですよね。(3/6, 3/24)


ルリタテハとくればサルトリイバラです。雄株の花がいっせいに咲いて。

斜面のホタルカズラも咲き始めました。

長靴でも足元の悪い中谷戸の奥に、24日、咲いているであろうジロボウエンゴサクを見に行きました。スギナとヤエムグラがびっしり繁茂するなかに、ありました!楚々とした姿がいくつも。この春も消えなくて良かった。

26日、谷戸のいたるところにカントウタンポポが今を盛りと咲き誇っています。そして、1cmに満たないヤブキリの幼虫があちらこちらに。

旧畑地の草地に姿を現していたニリンソウが数輪開花し、日なたの気温は29℃にも。輝くタンポポにやっとツマキチョウをはじめキタキチョウ、モンキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウが活発に舞い、キタテハ、ルリタテハ、ヤマトシジミも、そして、トンボ(シオヤトンボ?)が翅をきらきらさせて飛んでいました。ツバメシジミの産卵(たぶんシロツメクサに)も見られました。



谷戸の春はあっという間の美しさです。

——コメント——

カシナガ被害を防ぐ方策がしっかりとられて安心ですね。小さなヒメグモの狩りを目撃とは流石!ハナグモは花を食べるのではなく花に来た虫を食べるのね!
春の花や虫や‥急に慌ただしくなって!でもみんなきれいですね〜。桜ばかり見上げていないで足元も眺めなくては‼️
ありがとうございました?
By:misakotn

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カシナガ被害が治まるといいですね。カシナガ被害ばかりでなく、今は防災上の斜面整備もあるのでしょう、木がたくさん伐られて裸地状態が痛々しいですけど。
By:nontaba

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コメント

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