4月20日の朝、遊水地散歩に行ってきました。
17日の夜は、すごい豪雨でしたね。風も強かった。
境川遊水地のホームページを見てみると、翌18日は休園になっています。
豪雨のため境川が増水し、その水が遊水地のビオトープに流れ込んできました。
更に増水して、ビオトープと遊水地公園を区切る越流堤(遊歩道)を超えて、公園も水面下に沈んでしまいました。
今田遊水地はビオトープ部分も公園部分も全て水面下になり大きな池になってしまいました。
立派に遊水地としての役割を果たしたことになります。
そのため遊水地公園に入れず、18日は休園になりました。
遊水地の水は徐々に引いていきますが、翌19日になってもまだ抜けきらず、19日も休園になっていたようです。
今朝、20日にはもう水は引いているだろうと行ってみると、水は引いていて公園は開園していました。
水が引いた後は泥だらけですから、遊水地事務所の人が高圧洗浄水で洗ってました。
でも、これだけ広いと大変な作業ですね。ご苦労様です。
今日、今田遊水地に行った最大の目的は、卵を抱卵した「アオサギ」の巣がどうなっているかを確認することです。
「アオサギ」は葦原に卵を産んで抱卵体勢でいます。
その巣は水面から50センチほど上の所です。
越流堤を超えて公園にまで水が流れ込んだということは、「アオサギ」の卵はかなり深く水に沈んだと思います。
そのため卵は流されてしまって、水が引いた今はもぬけの空ではないかと想像していました。
遊水地に到着し、気持ち良い川風を浴びながら散歩です。
「コガモ」のカップルが居ました。
丁度「オオバン」と鉢合わせになりましたが、「オオバン」がカップルに道を譲りました。優しいですね。
【写真101】
「カイツブリ」がじっとして居ました。
【写真102】
今日は良い天気で「ミシシッピアカミミガメ」が沢山甲羅干しをしていました。
【写真103】
やはり「クサガメ」は確認できませんでした。
上空からシギチドリ系の鳴き声が聞こえてきました。
かなり遠い所に飛ぶ姿を発見。
撮りましたが、これでは何か分かりませんね。
【写真104】
【写真105】
もうすぐ「アオサギ」の巣です。
見ると、もぬけの空と思っていた巣に「アオサギ」が居て巣の手入れをしているではありませんか。
もしかして、卵は無事だったのかもしれません。
急いで近づいて撮りました。
【写真106】
くちばしの近くに卵らしきものがあります。
急いでズームアップ。
卵が一個確認できました。
【写真107】
卵は無事だったんだ。何個無事かわかりませんが無事だったんですね。
奇跡的です。
そして、すぐ抱卵体勢をとりました。
【写真108】
タイミングよかった、少し遅れていたら卵が確認できなかった。
でも、あれだけの豪雨で水没したのに、良く残っていたな。
だいぶ離れた犬走に何か居ないか見ていると、そこにシギらしきのが降り立ちました。
急いでカメラを向けてズームアップ。
何シギだろう。
【写真109】
そうか、先ほど飛んでいるシギチドリ系を撮りましたが、これだったのかもしれませんね。
すると、スタスタ歩いて近づいてきます。
しばらく歩くと、片足立ちして休憩しました。
【写真110】
【写真111】
私はシギチドリをあまり見慣れて居ないので、良く分かりません。
図鑑を見てみると「アオアシシギ」ではないかと思ますが、どうでしょうか。
とりあえず「アオアシシギ」としておきます。
すると、そこに別のシギが飛び込んできました。
カメラを向けてズームアップすると、「イソシギ」でした。
【写真112】
こんな位置関係です。
左に「イソシギ」右に「アオアシシギ」です。
【写真113】
「アオアシシギ」が、再び歩き始めて、更に私に近づいてきます。
水辺で立ち止まりました。
【写真114】
【写真115】
犬走から水に入るスロープが設定されていて、そこを降りて水に入りました。
【写真116】
そこで立ち止まり、ポーズをとってくれました。
正に、野鳥図鑑用の典型的なポーズですね。
【写真117】
水を飲んでいるのか食事をしているのか。
【写真118】
かなり近いんですよ。
目いっぱいズームしました。
これで、ノートリミングです。
【写真119】
ファインダーを覗いている時、手を少し動かした拍子に「アオアシシギ」がファインダーから外れてしまいました。
カメラから目を離さず、カメラを少し上下左右に動かして探しました。
すると、突然ファインダーの中に「タシギ」が現れたではありませんか。ビックリ。
急いでシャッターを押しました。
【写真120】
目を離してみると、こんな位置関係でした。
【写真121】
いつの間に来たんだろう。
「タシギ」をみるのはひさしぶりなので、カメラを向けて撮りました。
【写真122】
「タシギ」を撮って目を離すと、いつの間にか「アオアシシギ」が居なくなっていました。
たくさん写真を撮らせてくれて、ありがとう。
改めて【写真117】と【写真119】をよく見てみました。
くちばしは真っ直ぐで、若干上に反っている感じはしません。
くちばしの基部が太目で淡赤色っぽい。
足は短めで、黄色っぽい。
こんなことから、もしかしたら「カラフトアオアシシギ」かも知れないと思うようになってきました。
kazunaritt さん、tomy さん、どう思いますか?
ふと見ると、手すりの先に鳥が飛んできて留まりました。
「ホオジロ」でした。
そして、すぐ飛び立ってしまいました。
【写真123】
【写真124】
「ハシビロガモ」が水浴びを始めました。
【写真125】
【写真126】
【写真127】
そばで「カワウ」が水中から顔を出しました。
まだ羽が生えそろっていない若者のようです。
【写真128】
少し遠い所にオスの「ハシビロガモ」が現れました。
【写真129】
上空を「イワツバメ」がとびかっていましたが、遊水地公園の芝生に降りました。
巣材を集めているようです。
【写真130】
「コチドリ」も三羽飛び交ってて、芝生のに降りました。
【写真131】
ピントがいまいちなので、撮り直そうと持ったら飛ばれてしまいました。
そろそろ引き上げねば。
今日は、ずいぶん盛沢山になりました。
「アオサギ」の卵が無事でよかった。
それと、もしかしたら「カラフトアオアシシギ」かも知れない鳥に出会えてよかった。
満足満足。
秋山 孝
——コメント——
盛りだくさんですね〜先日の雨は凄かったんですね‥アオサギの卵無事でよかったです。でも何個かちょっと心配ですね。シギさんですが足が長いのね〜イソシギを見るといっそう。こんなコメントしかできなくてすみません。それとなんて美しいんでしょう❗
By:misakotn
——
湘爺さんがおっしゃる通りアオアシシギですね。カラフトは見たことありませんが、図鑑を見ると口ばしの根元が太く、足が短めですね。頭の模様と、背中の羽の模様はアオアシですね。私は見ていないと思いますが、藤沢では記録がありますね。
By:kazunaritt
——
misakotn さん、コメントありがとうございます。
kazunaritt さん、情報ありがとうございます。
「アオアシシギ」なのか「カラフトアオアシシギ」なのか識別法を色々調べてみました。
見た目は決定的な違いが無いような気がします。
長いとか太いとか色とか、生き物だから区別が難しいです。
撮った写真の状況にもよります。
決定的なものは足の指の間にある水かきのようです。
足の指が前に3本あります。
内側が第2趾、中央が第3趾、外側が第4趾と呼ぶようです。
「カラフトアオアシシギ」は
第2趾と第3趾の間に水かきが有り、第3趾と第4趾の間にも水かきが有るようです。
「アオアシシギ」は
第2趾と第3趾の間に水かきは無く、第3趾と第4趾の間には水かきが有るようです。
撮った写真を調べてみました。
第2趾と第3趾の間に水かきは無く、第3趾と第4趾の間には小さい水かきが有りました。
と言うことは、「アオアシシギ」ですね。
下の写真をご覧になってください。
【写真201】
【写真202】
【写真203】
【写真204】
【写真205】
【写真206】
秋山 孝
By:湘爺
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凄い詳しくわかりやすい説明‥写真と共にど素人でもすんなり理解できました。ありがとうございました?
By:misakotn
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アオサギの巣が無事で良かったです。私も心配していました。
順調にいけばヒナが見られるかもしれませんね。楽しみです
By:NAO
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コメント