「ヒシ」は日本の在来種で、神奈川県では絶滅に瀕しているそうです。
絶滅危惧1B類に選定されているようです。
「ヒシ」は一年草で、種が水底に落ちて「ヒシ」そのものは枯れてしまいます。
翌年春に水底の種が発芽し、成長して茎を伸ばして水面に葉を広げます。
下の写真は今田遊水地の「ヒシ」の種です。
三角形で、角は鋭くとがってます。
葉の形で「ヒシ」と呼ばれるようになったという説もあるようです。
今田遊水地にも「ヒシ」が生えてました。
夏には遊水地のかなりの部分が「ヒシ」に覆われます。
「ヒシ」のじゅうたんの上に巣材を集めて「カイツブリ」が卵を産みます。
また、「ヒシ」のじゅうたんの上で「ウシガエル」が、じゃれ合ってました。
川に水を流す水門部分は、大量の「ヒシ」により詰まってしまう可能性があります。
そのため手頃な時期に、数名の職員が胸まであるゴム長靴を履いて遊水地に入り、
水門付近の「ヒシ」の除去作業を行います。
大変な重労働だと思いますが、見ている私にとっては風物詩でした。
今年は、その「ヒシ」が水際にかすかにあるものの、遊水地の水面には全くありません。
どうしたんでしょうね。
水質の悪化によるものかもしれません。
「アオコ」が随分発生しているようで、それによるような気がします。
でも、それだけの理由でもないような気もします。
ここの遊水地には「カムルチー」が住み着いています。
夏になると水際に良くあらわれて、写真を撮らせてもらってました。
でも、今年は「アオコ」が多くて、水の中が全く見えません。
その為、今季はまだ写真を撮れていません。
来年、いくらか水質が改善していると良いのですがね。
また「ヒシ」が見たいです。
湘爺
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