(12/5) 引地川湘南台地区(ツミ だ!)

今朝も雲一つない青空が広がっていて、太陽がさんさんと輝いていました。
空気は冷たいけど、風がないので日向は太陽の光を浴びて暖かい。
最高の川散歩日和です。
桜の枝に「カワラヒワ」が2羽留まっていました。
朝日に照らされて、仲睦まじいなと思いましたが、両方ともメスのようですね。

【写真101】
川には「コガモ」「イソシギ」「セグロセキレイ」が居て、何時もののんびりした風景です。
桜並木を下から眺めながらぶらぶら歩いていました。
すると、桜の枝に白いものが留まっていました。
あっ、猛禽類だ。
胸バクバクの興奮を抑えながら、急いでカメラを向けて撮りました。
見た目のサイズと模様から「ハイタカ」のメスか「ツミ」のメスだと思います。
素晴らしい雄姿です。

【写真102】
首辺りに縦班が残っているので、若だと思います。
胴の横班が荒いので「ハイタカ」のメスではなく「ツミ」のメスだと思います。
又、「ツミ」の喉には腮線(さいせん)と呼ばれる黒い縦線が一本あり、識別子として利用できます。
下の写真を見てください。
朝日に照らされ嘴の影がのどにあたって見づらいですが、喉に黒い筋が確認できます。
やはり「ツミ」のメスのようです。

【写真103】
又、「ツミ」は目の外縁が黄色で、これも識別子になります。
下の写真を見てください。
目の外縁が黄色であることが確認できます。
これは間違いなく「ツミ」のメスですね。
でも、「ハイタカ」の目の外縁も黄色のような気がするな。

【写真104】
「ツミ」の鋭い目を紹介します。

【写真105】
後ろに回ってみました。
後からだと、朝日の逆光になるので撮りづらい。
後はこんな姿です。

【写真106】
両足で桜の枝をつかんでいますが、突然片足を広げました。
その瞬間が撮れました。
鋭い爪が確認できます。

【写真107】
突然、下から「カワセミ」の声が聞こえてきました。
川を覗き込むと、下に「カワセミ」が居ます。
「カワセミ」も「ツミ」を見ているかのようなポーズをしています。
「カワセミ」の後ろにある白いものは、「カワセミ」のウンチじゃないかな。
まだ濡れていて、やったばかりのような気がします。

【写真108】
「ツミ」が何かやらないかなと、カメラを向けてじっと待機していました。
相変わらずこんな同じポーズのままです。

【写真109】
そのうちに右足を離してお腹の中にしまって、一本足になりました。
これじゃ当分動かないなと思いました。
ちょっと電話したい用事があったので、ちょうど良いチャンスです。
スマホでピポパピポとやっていると、突然「ツミ」が尾羽をセンスのように広げました。
あっ、しまった。
あわててスマホをポケットに突っこんでカメラを構えました。
でも残念、尾羽を閉じた後でした。
そうなんだよね、腰を据えてじっと待っている時は何も起こらなくて、ふと気を抜いたときに限って何かが起きるんだよね。参ったな~。
でも、神様は私を見捨てなかった。
次の瞬間、「ツミ」は尾羽を上げてお尻を突き出すと、お尻からピュッとウンチを飛ばしました。
その瞬間をキャッチ。
下の写真を見てください。
お尻から左下に向けて白いものが流れています、「ツミ」のウンチです。

【写真110】
カメラの液晶で拡大して見て、確かにウンチだ、やった~と喜んでいると、突然バサバサと音がしました。
あっ、「ツミ」が飛んでしまった。
ウンチなんか放っておいてカメラを「ツミ」に向けていれば、飛び出すところを撮れたのに。残念。
でも、これだけたっぷり楽しませてもらったので、ルンルン気分で帰りました。
秋山 孝

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