10月の川名緑地から

10月に入ると、新林公園のタブノキ幼木で9月に多く見られたアオスジアゲハ幼虫の数匹が大きくなっていました。頭に黄色いラインのとぼけた顔?が可愛いです。

1週間後にアオスジアゲハの蛹をタブノキ幼木や周囲で探してみましたが残念ながら見つけられませんでした。
その近く、エノコログサの茎になにやらくっ付いていました。一見、枯葉ですが、アカエグリバという蛾です。葉脈まで似せたような擬態が見事です。

これも先月載せた谷戸のツルマメ花のその後です。いかにも大豆の原種らしい、小ぶりだけどエダマメに似ていますね。

以前、谷戸のため池のそばにツルニンジン(ジイソブ)がありましたが、あるときアズマネザサが伐られて一緒にツルニンジンも消えてしまいました。それが、今月2日にやっと久しぶりに蕾が見つかり、楽しみにしていたものの、14日にはもう咲き終わった花と五角形のユニークな果実がありました。丈高い笹薮をかき分けてどうにか撮りました。

谷戸に通うようになって10年を超えますが、今回初めて中谷戸の斜面上方の赤い実をつけた木に気づきました。その下にごく細い流れがあって近づけません、どうやらカマツカのようです。紅葉が美しくなるでしょう。

休日の18日、新林公園は親子で賑やかです。子どもたちの元気な声が響く冒険広場の一つ上の草はらの植え込みにオオカマキリを見つけました。何か狙っているのかなと思ったら、なんと、狙われているほうでした、シマヘビに!大の苦手の蛇ですが、このシーンは見逃せません。蛇は若そうな感じ。

どうなるかしら、見ていると、蛇がじわじわ50㎝くらいまで近づいた後は両者動きなく、しびれを切らして去りかけた私の目の端を翅いっぱいに広げたオオカマキリの飛翔がよぎりました。そうよね、翅があるんだもの。
さて、谷戸で、昨年の今頃もスズメバチの死骸が数多く見られました。恐いスズメバチも調べてみると、寿命は5か月ほどと短いことを知りました。

昨秋の谷戸のノササゲでコミスジの幼虫がいたことを思い出し、今秋も同じノササゲを見たら、いました!上と横と前と後ろからでは見え方が全然違ってとても面白い姿をしています。


いつでもどこでも目にするポピュラーなキタテハ、この秋生まれの美しい姿を。

冷涼で歩きやすくなった川名緑地でさて11月は何に出会えるでしょうか。

——コメント——

アオスジアゲハの幼虫‥右側の写真が顔なんですね!
次のアカエグリバ‥nontaba さんは騙されなかったのですね‥流石!その他川名盛りだくさんですね‥ジイソブもカマツカも初めて。ヘビまで出てくるんですもの‥魅力的な地域です!
By:misakotn

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新林公園では蛇が道を横切ったり、木に登っていたりと、けっこう人目を憚らず出てきて、ぎょっとしてます。
By:nontaba

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