観察会報告 植物

ここ数日の真冬の寒さは少し和らぎましたが、まだまだ季節外れの肌寒い朝です。
風の冷たさに首をすくめ、それでも時折感じる陽光の暖かさにホッとしながら、
咲き始めた秋の花、色づき始めた実を楽しみながらゆっくり歩きました。
イネ科やカヤツリグサ科などの地味~な花は、あまり記録に入れていなかったのですが、
最近は、参加者の皆さんがとても熱心。 そうした植物にも関心を寄せる方が増えて、
観察会でご一緒に見る植物の巾が広がっています。
花や実の見られた植物
セイタカアワダチソウ、ススキ、コブナグサ、ヒメクグ、アレチウリ、キクイモ、コセンダングサ、アメリカセンダングサ、オオオナモミ(実)、イシミカワ(実)、ミゾソバ、ボントクタデ、イヌタデ、オオイヌタデ、ヒメジソ、コシロネ、カントウヨメナ、ノコンギク、コムラサキ(実)、ヌマガヤツリ、サンカクイ、シロバナサクラタデ、ノイバラ(実)、ノブドウ(実)、カラスウリ(実)スズメウリ(実)、カナムグラ、アキノノゲシ、コマツヨイグサ、ツユクサ、イヌガラシ、ヒレタゴボウ、トダシバ、ヌカキビ、ハマスゲ、サンゴジュ(実)、ミズヒキ、ヨモギ、シナダレスズメガヤ、コチジミザサ、クワクサ、ヒヨドリバナ、コガマ、コオニタビラコ、ヒメジョオン、ヘクソカズラ、ジュズダマ(実)、ナキリスゲ、ホソアオゲイトウ、など。

写真に撮ったものから、この時期らしいものをいくつか
コブナグサ 葉の形がフナのよう、というのが名前の由来とか。
珍しい植物ではありませんが、穂がきれいで好きです。期間は短いのですが、
この時期、畔や湿地にたくさん見られます。

小さな丸い玉のような穂が可愛い、ヒメクグ。

コセンダングサは場所を選ばず、長期間咲きますが、この時期限定でじきに終わる、アメリカセンダングサ。 湿った場所を好みます。

河川敷、遊水地に咲いていたキクイモ。 大きな花が目立ちます。

木道周辺にまとまって咲いていたヒメジソ、コシロネ、赤くなり始めたタコノアシ。
整備の方が手狩りで丁寧に作業してくださっているそうで、たくさん見られました。




綺麗な色になったイシミカワの実。これも刈らずに残してくださったとのこと。

地味~な花ですが、カナムグラも今が花時です。

毎年増えて、木道の周囲に花盛りになっていたシロバナサクラタデ。
すっかり、遊水地の秋を代表する花になっています。

城址公園の斜面林にぽつんと出ていたコガマ(と思います。雌花と雄花の間に隙間があるかどうか、のヒメガマとの区別点がちょっとはっきりしないのですが。穂の短さはコガマ)
この斜面でガマの仲間を見るのは初めてでした。

虫を少し
裏門公園の木塀にいた、ベッコウハゴロモ。ハゴロモの中では、アオバハゴロモに次いで、
見る機会が多い気がします。

田んぼの枯れ草に止まった、ナツアカネ。

解散後、木道に飛んで来たコノシメトンボ。 今年はコノシメトンボをよく見かけます。

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