休耕田の一画に、ほんの数株ですが、アカバナがきれいに咲いていました。
ユウゲショウに似ていますが、花は小ぶりで、雌蕊がプックリ膨らんでいます。
市内では見られる場所がほんの少ししかない、無くならないで欲しい花です。
畔のシマスズメノヒエの穂にヒメジャノメが止まり、
実ってきたイネの穂に、アオモンイトトンボが止まりました。
いつも、株元付近をのぞき込むようにして見るのですが、
こんな所に止まってくれるとよく見えます。
川沿いの緑地にアレチヌスビトハギが花盛りです。
同じ場所で、アレチケツメイは花がほとんど終わり、実になっていました。
外来種で、ここにはたくさん在るのですが、市内で他では見られない花です。
花もわずかに咲き残っていました。
田んぼでヒレタゴボウが花盛り。田んぼの縁が黄色に彩られたり、
休耕田が一面、黄色になったりしています。
城址公園の斜面林下で、ナンバンギセルが数株開花。
ここ数年、見られなかったのですが、
お仲間から「咲いている」のご連絡。 久しぶりにここで見ました。
今日は明け方、東の空の高い所に、シリウスと冬の大三角がクッキリ見え、
「これは!」と海岸へ行ったのですが、低い所は厚い雲で、日の出は見えませんでした。
シギ類は、20羽ほどのミユビシギだけでしたが、
可愛い鳴き声も聞こえて、しばらく楽しみました。
数羽が、浜の中ほどでのんびりしていました。
コメント
アカバナってユウゲショウほど華やかではありませんが、可愛いし落ち着きがあっていいですね!雌蕊を見て、ぜんぜん違うけどユキモチソウを連想してしまいました。
アレチケツメイですが、隣の茅ヶ崎でちょっとした群落を見ましたが珍しいとはびっくりです。
misakoさま
コメント、有難うございます。
アレチケツメイですが、よく似たものにカワラケツメイがあって、
茅ヶ崎で見られた群落はカワラケツメイかも知れません。
こちらは県内で、低地を中心に広く分布していますが、
アレチケツメイは、北アメリカ、西インド諸島原産の帰化種で、
2018年の新しい植物誌で、初めて採集、確認され、
藤沢市と相模原市だけの記録になっています。
カワラケツメイは5枚の花弁が同じ大きさですが、
アレチケツメイは一番下の1枚が他の4枚より大きく、ヘラ型をしていている。
葉柄の基部にポチンと丸い点(腺)があるのですが、
カワラケツメイは葉柄にぴったりくっついていますが、
アレチケツメイは線にちょっと柄があって、葉柄との間に隙間がある。
の2点が区別点です。
もし、また見られることがあったら、確認してみて下さい。